【学生さん向け】もっとたくさん食べたい!でも太りたくない!

脱!摂食障害カウンセラーの三上さくらです。

お腹いっぱいなのに食べたい。
お腹が減ってないのに食べたい。

まだ足りない。もっと食べたい。でも女の子だし、太ったら嫌だし…

どうして食事のコントロールができないんだろう。私って意志が弱いのかな?もっとダイエット頑張らないと!

こんなふうに考えたことはありませんか?

はじめに

「過食」って、多くの方が経験していると思います。

例えば、
・思春期(身体の成長期)に驚くほど食べる
・生理前になると信じられないほど食事量が増える
・ストレスでイライラして甘いものが欲しくなる

これらのことは誰でもあります。だから深刻になる必要はありません。脳が混乱してしまうかもしれないので、ここから先の内容も読まないほうがいいかもしれません。

過食と私

私が異常なほどご飯を食べだしたのは中学生の頃だったと思います。5歳の頃から習っていたクラシックバレエをやめて、痩せている必要がなくなりました。今までは、バレエのレッスンで「もっと痩せなさい」と言われるのが怖くて食べられなかった生活。もう痩せなさい!と言う人はいない。食べても怒られない。食べてもいいんだ。嬉しい!と、バレエ時代の食事制限が外れて食べまくりました。

さらに高校で運動部に入った私は、常にお腹が空いている子でした。お母さんが用意してくれる朝ごはんが美味しくて美味しくて。白米のお供がたくさんあったので、納豆、卵、ごはんですよ、海苔、佃煮、塩辛、なめ茸、漬物、ごま塩、焼肉のタレなど、どんぶり飯3杯食べて学校に行っていました。

それでもお昼前にお腹が減ってしまうので、早弁用のおにぎり(鮭と梅干し)を食べていました。お昼休みは、唐揚げとハッシュドポテトを詰まった持参弁当と購買部で買うアップルパイ!毎日100円握りしめて購買部に通ったものです。

そして部活後はコンビニかマクドナルドへ。

当時、コンビニのコロッケが30円だったり、マックのハンバーガーが65円だったんです!友達がびっくりするのが嬉しくて10個くらい買っていました。

ここから夕食です(笑)フードファイターになれるかも!と思ったこともありました。私の母親は、とにかく白米に合うおかずが上手なのです。私の大好きな唐揚げを大量に揚げてくれたり、弟の大好物のポテト揚げを作ったり、手作り餃子を100個焼いてくれたこともありました。

食べることが幸せだったのです。これだけ飽食の時代に、なんで制限ばかりだったんだろう?もっと美味しいものを食べたい!と、この時は食べることが幸せだったのです。

太っていることが気になるお年頃

これね、誰でも経験あるかもしれませんが、ぶっちゃけ恋です。甘酸っぱい想い出。

バスケ部の先輩に淡い恋心を抱きました。先輩に近づきたい!先輩と話したい!でも、当時ファンクラブ?があったのです。応援している女子軍団。抜け駆けはNGだったので、私は自分を認めてもらう方法を考えました。

そして、先輩がいる生徒会に立候補したのです。明るい元気キャラのおかげで当選!先輩の近くにいける!嬉しい!

でも、だんだんと現実が見えてきました。

先輩の周りには痩せてて可愛い子ばかりが集まる。校則で禁止されている茶髪とピアスの子ばかりが先輩と話している。

あれ?私は?

黒髪で前髪ぱっつん。ぽっちゃり女子でした。それでも生徒会での仕事を褒めてもらえて満足していました。

ある日、後輩の女子と帰る姿を見るまでは。

失恋による過食

自分が付き合えるとは思っていなかったけど、なかなか辛い光景でした。

ミニスカートから見える細い足。ルーズソックスが似合う茶髪パーマのキュートな女子。やっぱり見た目だよね。

頭では分かっているけど、悔しかった。

私にも笑いかけてくれるけど、二人きりで話したこともあるけど、彼女ではない。彼女じゃなくてもいいけど、独り占めしたい気分。

部外者入室禁止の生徒会室に、彼女だからという理由でいる彼女が許せない。私の勝ち取った区域を占領された惨めな気持ち。

それを癒してくれるのは友達と食べ物だけ。

そう思っていたのに。

友達は彼氏持ちが増えて、とうとう私には食べ物しかなくなってしまいました。

ダイエットしたら、痩せたら、私にもチャンスがあるのかな?そんなことないか。だって痩せても可愛くないもん。

この捻くれた感情が、どんどん過食につながっていきました。

過食って病気なの?

大人になってから過食は心の病気だと分かりました。

神経性大食症(しんけいせいたいしょくしょう、英: Bulimia nervosa ; BN)とは、神経性過食症とも呼ばれる、一気にものを食べる摂食障害のうち、食べた物を何らかの方法で排出する浄化行動を伴うものである。

過食症(かしょくしょう)、ブリミアとも呼ばれる。

この場合激しく飲食した後に、過食嘔吐、下剤・利尿剤・薬物・過度の運動・絶食による代償行為を行う。代償行為を行わないものはむちゃ食い障害と言う。最悪の場合自己嫌悪から自殺を図る事もあり、その確率は拒食症のそれよりも高い。ジェラルド・ラッセル教授によって1979年に提唱され、1980年の米国精神医学会によって摂食障害として承認された。中枢性摂食異常症(摂食障害)として厚生労働省の特定疾患に指定されている。

過食嘔吐になる前は、ピンクのお薬を飲んでいました。そして拒食や絶食。

朝ごはんは食べない。お昼はキャベツの千切りのみ。夜は、その反動で過食。これを繰り返す日々。痩せるわけがありません。

大学に入学して、私の朝と昼はパックのコーヒー牛乳のみとなりました。やっぱり反動で夜はどか食い。まだ吐くことを知らない私は、ただの過食症に陥っていたのです。

私がオススメしている3つの方法

非嘔吐過食の場合、私は以下3点が効果的でした。

①ストレスと向き合う

まずは過食してしまうほどのストレスの原因を探します。

過食時代の私は、先輩への淡い恋心を潰されたと思っていました。一緒になることが全てじゃないけど、やっぱり見た目が可愛い子ばかりが得をするんだと再認識してしまったのです。

そして、その現実が悔しい。

頭が悪くて、校則違反ばっかりで、許せない。でも可愛い子なら世間では許される。私が許せないだけ。

この葛藤を埋めるための過食でした。

先輩や彼女さんに対する想いより、どうにもならない世の中に対するジレンマ。

今となっては、
・男性は先輩だけじゃない
・人間は見た目じゃない
・私を愛してくれる人もいる
と理解することができました。

学校という小さなソサエティの中で、完全に視野が狭くなっていたのです。その殻を抜けたら、とっても広い世界があることにすら気が付けなかったのです。

私の場合のストレスと向き合うステップは、
異性への恋心が過食を引き起こしている、と認める。
・今の自分のままではダメだと思っているので、今の自分でもOKだと信じる。
・嫉妬している自分を知って、本当はどうなりたいのか考える。

仕事でもあると思います。昔の私は、
・仕事内容よりも人間関係に対するストレスが過食と引き起こしている、と認める。
・もっとコミュニケーションを取らないとダメだと思っているので、今のままでもOKだと信じる。
・私って大変…という被害者意識を知って、本当はどうなりたいのか考える。

ここまで落とし込めると、大抵のストレスはストレスでなくなります。原因を言語化・見える化してしまえば、目に見えない不安を抱えるより何十倍も気持ちが楽になります。

②歪んだダイエットをしない

ダイエットの語源を知っていますか?

語源については、古代ギリシア語の δίαιτα (diaita ディアイタ、「生活様式(生活習慣)」「生き方」)がある。

現代日本では「痩せること=ダイエット」のイメージで定着していますが、これって誰が決めたのでしょうか?ダイエット商品を扱う企業や団体が、自分のところの商品を買ってほしくて煽っているのではないでしょうか?(見つかったら叩かれそうですね。笑。)

 

私の頭の中は、この世に生まれてから今までに、何気なく見たテレビ番組、CM、雑誌、本、看板、電車の広告、インターネット、その他あらゆるメディアから与えらえた情報で構成されています。

あなたの頭の中も一緒です。

この社会で暮らしている限り、それらの情報に触れないようにすることは不可能です。美しい外見の子はチヤホヤされ、注目され、高く評価される社会。

そんなことない!と思いたいのは山々ですが、
就職活動の写真を修正するサービスが発達したり…
素人でも簡単に編集できる画像ソフトが人気だったり…
同じ能力の女性がいた場合、ルックスがいい方が採用されたり…
それが現実です。

見た目で品定めされ、「ありのままの自分ではダメだ…」と感じずにはいられません。

摂食障害になってしまう人は、感受性が強く、正義感が強いと思われます。

私もそうでした。

良くも悪くも情報に敏感で、自分で「いい!」と思ったことは、すぐに取り入れる行動力もあります。

その結果、メディアからの情報を取り入れようと必死になってしまったのです。

何も感じない人なら、スルーすることができるのに…

「痩せ願望」や「痩せ信仰」にどっぷりハマってしまった結果、摂食障害行動が出てきてしまいました。

そのことに気が付いた私は、メディアから影響を受け過ぎない努力をしました。

自分を守るためです。

・テレビを見ない
・女性向け雑誌を見ない
・ネットサーフィンをしない
など。

もし今、メディアからのメッセージに振り回されていると感じたなら、少しでも関わらない努力をしてみませんか?無防備な状態で情報にさらされないように。

普段何気なく見ているテレビ、雑誌などから、体型や体重に関する情報をキャッチしていませんか?

ダイエット番組を見たり、置き換えダイエットや単品ダイエットで変わった人を羨んだり、怪しい飲み物やサプリメントを探したり、超簡単!痩せる!というワードに踊らされたり。

そんな経験はありませんか?モデルさんや女優さんを見て、もっと痩せたい…と感じたことはありませんか?

自分が触れているメディアを言語化・見える化してみてください。

その中で、体型・体重をこだわる要因だと思われることに丸を付けてみてください。

そして、そこから逃げてください。

私は逃げることが嫌いです。

でもね、摂食障害中は逃げていいのです。

むしろ、逃げるが勝ち!

あなたを苦しめていることから、離れてください。

③摂食障害思考を変える

人間は1日6万回思考している、ということをご存知でしょうか?

意図的に思考することもあれば、ふと気付けば 何かを考えていることもあります。

顕在意識で考えていることは認識できますが、多くは潜在意識で考えているので、自分でも認識することができません。

自分がいつも何を考えているか分かりますか?なぜか思い出してしまう記憶や食べ物のこと。何を食べようと思ったのか、過食したらどうなるのか、嘔吐したあとに考えていることなど、言語化・見える化してください。

自分の思考の中で、このことを考えていることが多いな〜なぜかあの頃の記憶だけが、フラッシュバックするな〜ということがあるはずです。

摂食障害に直結しない内容でも構いません。あなたの潜在意識に焼き付いている記憶を知ってください。

もう一度言います。

人は1日に6万回思考していると言われています。

普段、認識できない潜在意識で知らないうちに望んだことが現実化しているのです。

つまり、
あなたが摂食障害になった理由は、あなたの潜在意識が望んだことです。

ネガティブなことや自分を責めるような言葉、ありのままではダメだ!という内容が多かったのでは?

私は35歳。
1年365日。
1日6万回思考している。

私の潜在意識には8億近い思考がたまっている計算になります。

若い頃は、ダイエットという思考が強かったと思います。

もっと痩せること、より細くなることを望んで、さらに食べることが悪い!という思考がインプットされた結果、摂食障害という形で現実化したのだと思っています。

他にも、
なんで私だけ◯◯できないの?
どうして私は◯◯じゃないの?
という思考がたまっているとしたら、あなたの周りは不足だらけ。

「ないない」と不満を繰り返して「ないこと」を刷り込んでいます。

「ないこと」ばかりを考えて嘆いていませんか?

今までの人生の中で、お金がない、時間がない、痩せてる体じゃない、愛情が足りない。こんなふうに考えていました。

これを、ないもの探しと言います。
ないから、悲しい。
ないから、辛い。
ないから、怖い。
ないから、不幸だ。

ないもの探しばかりしていませんか?

あなたの周りに「あること」を言語化・見える化してみてください。

酸素がある。
視力がある。
手足がある。
スマホがある。
家がある。

まだまだありますよね。私は毎日あるものを書き出していました。まずは100個のあるものを見つけてください。

ここまでの話を聞いて、
どうせ私は治らない…
やっぱりダメなんだ…
私なんて…
という思考を繰り返しますか?

あるものに気が付いて、あるものに感謝できた時、あなたの環境が変わってきます。

気分転換できる39のこと

頭では分かっていることばかりお話しても仕方がないので、私が実践していた過食以外の気分転換方法をご紹介します。

今からお伝えすることは、当たり前のことがたくさん書いてあります。ですが、とある魔法の言葉を添えてあげると、とっても素敵なことに変化します。

それは「いつもよりちょっとだけ丁寧に」というフレーズです。自分がやってみたいと感じたもの、これなら今すぐ試せるかもしれない!と思ったもの、 どんなことがあるか眺めてみる、自分だったらこんなことをやりたい!と考えてみてください。

1:深呼吸をする
2:空を見上げる
3:履物をそろえる
4:洋服の手入れをする
5:爪の手入れをする
6:ハンドクリームをぬる
7:洗顔をする
8:頭をマッサージする
9:ボディブラッシングをする
10:ふくらはぎを揉む
11:ストレッチをする
12:朝時間を大切にする
13:ベッドメイクをする
14:アイロンをかける
15:洗濯物をたたむ
16:フローリングを水拭きする
17:写真を撮る
18:大型本をめくる
19:自然と触れ合う
20:土の上を歩いてみる
21:筆ペンで文字を書く
22:手紙を書く
23:美術館巡りをする
24:かもめ食堂を観る
25:お弁当を作ってみる
26:本棚の整理をする
27:PCやスマホのデータを整理する
28:ターシャ・テューダーの絵本を見る
29:ベニシアさんの暮らしを真似する
30:聖書を眺める
31:英字新聞を眺める
32:英語で日記を書いてみる
33:クラシック音楽を聴く
34:スパークリングワインを飲む
35:死ぬまでにやりたいことリストを作る
36:コーヒーを淹れる
37:持ち物の点検をする
38:革製品のメンテナンスをする
39:何もしない日を作る

これ、ご褒美ワークといいます。自分で自分をご機嫌にしてあげるためのリストです。

人間って不思議なもので、他人の機嫌を損ねるのは怖いのに、自分の機嫌を考えないんですよね。いつも一緒にいる自分の機嫌をとったほうが、人生はとっても楽しくなりますよ。

さいごに

最近、食べ放題やビュッフェに行くことが増えました。理由は、自分が食べたいものを食べたい量だけ食べることができるから。

1人前の食事が出るお店は、残したり、もっと食べたいものがあったり、悶々とすることがあるので。その点、食べ放題は好きなものだけ食べられる。こんな贅沢、他にありません。

私はお肉が大好きなので、お肉だけいっぱい食べたい時があります。でも、単品お肉2つは注文しにくい、ここはやっぱりセットだろ〜みたいな雰囲気に負けてしまって、何とか無く満足しないことが多々あります。

一回だけ、自分が本当に食べたいものだけ、食べたいものを食べてみてください!そして、自分は本当に満足するのか?実験してみてください。

もし満足したら、それは今までが足りなかっただけだと分かります。

もし満足しなかったら、他に原因があるということ。その原因を言語化・見える化することが、はじめの一歩となります。

摂食障害克服は、長い道のり。気が遠くなるほど地味なんです。毎日がトライ・アンド・エラーの日々となります。1回だけ、お願いだから試してみてください。ストレスによる過食、むちゃ食いなのか。全く満たされないのか?

ここを試すか試さないかで人生が変わりますよ。

 

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